Plum Garden for campers
テキスト:大曽根悠太
取材日:2021年5月1日
小川町の外れにある飯田地域に昨年秋にOPENしたキャンパーのオアシス『Plum Garden for campers (プラムガーデン)』。先日放送の『出没!アド街ック天国』でも紹介され話題となった。
その名の通り、場内にはプラムの木々を中心に梅や桜の木がなり、何ともプライベートな雰囲気をつくっている。
全国津々浦々、山あいや海辺に広大なキャンプ場はあれど、ここPlum Gardenは山すその平場を開拓した小規模なキャンプ場。5組ほどのグループが入るとほぼ満席状態で、ソロキャンパーもゆったり落ち着ける静かな空間がそこには広がる。
場内は自然環境に配慮したエコな機能を大切に、トイレはコンポスト仕様。電機や照明は太陽光の力で自給するオフグリッド仕様。わずか4枚のソーラーパネルで、キャンプ場の看板ライトやテント照明をまかなっているというから驚きだ。
火が必要であれば場内で薪を燃やす。Plum Gardenの営火場はコンクリートなどの埋め立てがなく、地面に薪を配備してワイルドな着火式。水が必要であれば、スタッフが近くの沢から水をタンクに汲んで運んでくる。
そんな “なにもない” が、かえってキャンパーの心をくすぐる。あるがままのキャンプを楽しめ、ソロキャンパーの間でも話題となっている。
キャンプ場内はそこかしこに木のぬくもりが感じられ、2棟ある木舎のトイレは、まるで西洋のコビトの家のような可愛らしい風合い。最近小川町に移住した建築学科の大学院生たちによって造られたそう。
男女兼用と女性専用で別々に建てられている。両棟とも用を足した後はおが屑をかぶせ、備え付けのレバーを手回しして攪拌する。あとは微生物が分解してくれる。においも全然気にならないからフシギだ。ちなみに男女兼用トイレは出入り口扉の向かいが吹き抜けになっていて何とも開放的! ちょっと恥ずかしい…という女性は、女性専用トイレがオススメだ。
ほかにも、住人募集中の小鳥小屋や、うたた寝や読書にもってこいのハンモックが何とも愛らしい♪
専用駐車場からキャンプ場までは橋を渡っていくため、キャンプ道具の荷運びにはリヤカーの貸出があるのもキャンパーにはうれしいサービス。
学生時代、バックパックの世界旅行で出逢ったという2人のオーナーは、『宿泊に来てくれるキャンパーと一緒にここを創っているような感覚です。』と言う。まだオープン間もないからこそ、新緑の木々の葉のように、その色みにだんだんと深みを増す開拓キャンプ場。
宿泊をはさまないDayキャンプから気軽に楽しむこともできる。
今後は緑の中で仕事をしたいビジネスマンのワーキングスペース、またミーティングスペースの用途にもあわせた
時間貸しも検討中とのこと。
ソロでもデュオでもファミリーでも、使い方はあなた次第。
ぜひ一度、足を踏み入れてみてほしい。
所在地 | 埼玉県比企郡小川町飯田(飯田橋をこえた集落奥地) |
アクセス | 車でお越しの方 関越自動車道 嵐山小川ICより約15分、7.8㎞ 電車でお越しの方 東武東上線・JR八高線 小川町駅より徒歩約30分、2.5㎞ 小川町駅よりタクシーで約5分(1,200円程度) |
電話番号 | 050-5308-4728 |
メールアドレス | plumgarden.ogawa@gmail.com |
駐車場 | あり ※近辺の駐車場からキャンプ場までは要荷運び。無料でリヤカー貸出あり ※見学用の駐車場はありません |
利用料 | 1名:3,000円(18歳以下1,500円) 貸切(4名まで) : 20,000円(日~金) 25,000円(土、祝前日) ※未就学児無料 ※アーリーチェックイン、レイトチェックアウトはそれぞれ+1,000円 ※デイキャンプは1名3,000円(18歳以下1,500円) ※貸切4名以上は一人3,000円。 ※ほか利用料詳細はこちらを参照 |
チェックイン チェックアウト | チェックイン:当日 13時より チェックアウト:翌日 12時まで ※アーリーチェックインは当日10時より、レイトチェックアウトは翌日15時まで ※予約可能な期間は2ヶ月先まで。 ※アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは予約状況によって利用できない場合あり。 事前に要確認を |
その他 | テント持参 薪:500円(一束) |
公式サイト | HPはこちら Instagramはこちら |