【埼玉県比企郡・外秩父エリア版】雨の日も晴の日も読書したくなるカフェ9選


テキスト・写真:大曽根悠太

今回は、埼玉県西部の比企郡と外秩父エリアの小川町、ときがわ町、越生町、東秩父村の4町村にある、ついつい読書にふけってしまいたくなるカフェや施設を特集したい。とその周辺にある『動物とふれあえるスポット』を紹介したい。
このエリアは、山間にある緑豊かな地形にあり、少し足をのばせば、山、花、川、滝…など、様々な自然を体感することができる。 「晴耕雨読」という言葉があるか、今日紹介するスポットは「晴読雨読」。

ドリンクを飲みながら、晴れた日にはテラス越しに外を眺め、雨の日には窓越しに木に滴る雨つゆを眺め、空模様の繊細な感情にふれつつ、読書してみるのはいかがだろうか?

なお、営業時間、開所時間、対応メニューなどは変更がともなう可能性もあるので、おでかけ前にはぜひ施設に一度確認してみてほしい。

有機野菜食堂わらしべ (埼玉県比企郡小川町)

小川町の有機野菜の美味しいさ、素晴らしさを満喫してほしい…そんな想いで14年続いた地域密着店『わらしべ』は、2018年より古民家複合施設「玉成舎」の1階に移り、リニューアルオープンした。かつては絹織物をつくるための養蚕伝習施設として、明治21(1888)年に建築された。
地元有機農家の有機農産物のほか、地元養鶏農家の平飼い卵、地元精肉店のお肉など…、地元産の良質な食材を多く使用。店主の奥さんが焼く天然酵母パンの美味しいランチプレートや、各種パスタ、ピザや豆乳ドリアなど評判のメニューが多い。またカフメニューには有機コーヒーやハーブティー、チャイなどのほか、季節の果物や野菜を使ったシフォンケーキやオリジナルジェラートなど、幅広いメニューを楽しむことができる。( ベジタリアン・ビーガン対応メニューもあり。)


分校カフェMozart (埼玉県比企郡小川町)

有機農業のメッカ・下里の地で2011年に廃校となった木造校舎 (旧立小学校小学校分校) 。2018年4月にその用務員棟がリノベーションされ『分校カフェ MOZART(モザート)』としてOPENした。小川町の有機農家さんが手塩にかけてつくったオーガニック野菜100%の日替わりの『下里定食』は一食の価値あり。また、テイクアウトに応じたお弁当も、野菜の彩りが豊かで見ているだけで幸せな気分になってくる。毎回、様々な有機農家さんの、様々な季節野菜が調理され、凝縮される。今日は何が詰まっているか…まるで玉手箱を開けるような気持ちになる。


コワーキングロビーNESTo (埼玉県比企郡小川町)

埼玉県小川町におよそ100年前に建てられた大谷石の石蔵が、2021年5月にコワーキングスペースとして生まれ変わった。

かつてはタバコ、絹織物の保存庫としても使われていた県内最大規模の石蔵だったが、コロナ禍という時流にターニングポイントを迎え、都心や地方のビジネスマンも快適に働けるワークスペースとしてその役割を変えた。また地域の住人が憩えるカフェスペース、イベントスペースとしても活用され、使い手が思い思いに過ごせる「まちのロビー」のような場として、自分らしい働き方と暮らし方を見つけるきっかけをつくる空間となった。


Kuma`s Cafe (埼玉県比企郡ときがわ町)

今年オープンしたばかりの丘の上のカフェ。こだわりのタンザニア産豆で淹れる水出しコーヒーと、注文が入ってから焼き上げるサクサクの自家製ワッフルが絶品で、口コミがさらなる口コミを生んでいる。

ウッドデッキにそびえるグリーンのパラソルが、太陽の光にマッチして明るいムードを醸し出す。
そこは、ハイグレードなメニューにこだわった店主がお出迎えする極上の憩い空間。


移動絵本屋てくてく (埼玉県比企郡ときがわ町)

絵本は、こどもだけでなく大人にぜひ読んでほしい!…自称 “大人に絵本広め隊”として、こどもが楽しむのはもちろん、大人の心に沁みる、一生持っていたくなる絵本との出会いを応援する移動絵本屋「てくてく」。車による移動式の絵本販売をときがわ町内外で行う傍ら、ときがわ町内ある格式ある古民家で、古本から新刊まで取り扱う絵本処としても、絵本に浸れる空間を提供している。

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