建設の実年代のわかる埼玉県内最古の民家が小川町にはある。
1721年(享保6年)に国の重要文化財建造物に指定され、今年でまる300周年を迎えた。入母屋造りで茅葺屋根を持つ大きな民家の間取りは江戸時代の典型的なつくりで、板間には囲炉裏(いろり)があり、土間には大きなかまどがある。
民家の中に入ると、右手の囲炉裏を囲って家主がお客さんと談笑している姿が印象的。 畳からは縁側に移動でき、天気の良い日には風鈴の音を聴きながら、腰かけて涼むことが出来る。土間では様々な民芸品が並び、お気に入りの一品に出逢えるかもしれない。
店内ではそばやうどんの食事が取れるほか、囲炉裏を囲っただんご焼き体験もできる。イベントや結婚披露宴などのスペース貸しも承り中。町内で収穫した無農薬野菜を持参すれば、調理して食事として提供してくれ、食育の大切さも体感できる。
古き良き歴史ある空間に身を寄せて、ゆっくりと過ごしてみてはいかがだろうか?
所在地 | 小川町大字勝呂423-1 |
アクセス | 関越道「嵐山小川」ICより車で15分 東武竹沢駅より徒歩20分 |
駐車場 | 乗用車約15台(大型バスも可) |