もともと六軒長屋であった「田中家長屋(たなかけながや)」は、昭和50年代前半に一軒へと分離され、現在の形となりました。建物に見られる和釘の使用などから、1897年(明治30年)以前に建築されたものと考えられています。この歴史的価値が評価され、2021年2月には国指定登録有形文化財に指定されました。長屋の伝統的な佇まいが今なお息づき、訪れる人々に過去と現代が交差する特別な空間を提供しています。
寛延元年(1748年)、江戸幕府第9代将軍徳川家重の時代に、小川町で料亭二葉楼が創業しました。以降270年間、二葉楼は祝い事や商談の場として利用され、多くの著名人が訪れました。特に幕末の志士、勝海舟と山岡鉄舟が訪れ、入り口の「二葉楼」という文字は山岡鉄舟が書き下ろしたものです。
この木造二階建て、数寄屋造りの建物は、平成16年に国の登録有形文化財に指定されました。
1888年に設立された玉成舎は、小川町の歴史を感じられる重要な文化遺産です。もともとは私設の養蚕技術伝習所で、ここでは生糸や繭の品質向上が図られていました。1931年に現在地に移築され、緋染松本工場として染色業を営んでいました。
2016年には老朽化により取り壊しの危機を迎えましたが、地域の人々の努力により保存が決定。再生プロジェクトを経て、現在は人と文化の交遊拠点として生まれ変わりました。2019年には埼玉県のリノベーションコンペで最優秀賞を受賞し、多くの訪問者に愛されています。
「女郎うなぎ 福助」は、江戸時代の安政2年(1855年)に創業した歴史ある料亭で、小川町を代表する存在です。かつては割烹旅館としても親しまれており、その名残は今も随所に見受けられます。入口の天井には、精巧に彫られた十二支の彫刻が施され、廊下の天井には扇張りの技術が活かされた美しいデザインが広がっています。現在の建物は明治時代に建てられたもので、当時の趣と伝統美が訪れる人々を魅了し続けています。
現在の当主は6代目で、代々受け継がれたおもてなしの心を大切にしながら、歴史と品格を感じさせる空間を提供しています。特に昭和期に造られた玄関の天井は、職人技が光る逸品であり、一見の価値があります。
近隣では類を見ないほどの壮大な石蔵は、かつて絹織物の卸商「三協織物」が所有していたもので、大正14年(1925年)に大谷石を積み上げて建築されました。元々は葉タバコの倉庫として使用されていましたが、現在はリノベーションされ、コワーキングロビーとして新たな命を吹き込まれています。歴史的な建築物の風格と、現代のクリエイティブな空間が融合したこの場所は、地域の新たな交流拠点として注目を集めています。

【武蔵の小京都】文化と自然の交差点の魅力を探る

歴史・文化まち歩きの体験プログラム

「武蔵の小京都」や「商都」として名高い小川町は、最近テレビや新聞でもその美しい歴史的町並みが紹介され、注目のスポットとなっています。今回は、そんな魅力あふれる町を一緒に探求しましょう!

小川町は、絹や和紙の産業で栄えた悠久の歴史を持ち、自然と調和した町並みが「小京都」と称されています。散策の中で、往時の繁栄を物語る趣のある石蔵や、伝統的な和紙の研究所、養蚕技術が受け継がれた伝習所など、貴重な文化遺産に出会えます。さらに、ガイドブックには載っていない地元の隠れたスポットもお楽しみいただけます!

地域の専門家が丁寧に解説しながら、歴史と文化の奥深さをお伝えし、時には地元ならではの美味しい食べ物や手作りの体験も盛り込まれた特別な旅です。新しい発見や感動が待っています!

 

料 金お一人様 1,500円(案内人が同行します)
人 数5名様~45名様まで
最少催行人員ご予約は5名様を最低保証とさせていただいております。当日、人数が5名様を下回る場合も、5名様分のご料金を頂戴いたしますので、あらかじめご了承くださいませ。皆様に素敵なお時間をお過ごしいただけるよう、心を込めてご準備いたします。
所要時間60分コース/90分コース/120分コース
浴衣のレンタルを希望の方は「小川町観光案内所」へ
集合場所おいでなせえ小川町駅前店
🚉東武東上線「小川町駅」より徒歩3分
コース滞在時間に合わせて、コースもご相談させていただきます。
駐車場あり(専用の駐車場を500円/日でご案内します。貸切バスの場合は事前にご相談下さい)
持ち物当日は歩きやすい靴でご参加をお願いします。
主 催NPO小川町創り文化プロジェクト

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お客様によるプログラム契約の解除

お申込み契約成立後、お客様のご都合で体験プログラムを取り消される場合、旅行代金に対してお1人につき下記の料率で取消料を頂きます。

取 消 日取 消 料
体験日の3日前までキャンセル料なし
3日~前日300円
当日キャンセル(連絡あり)1,000円
無連絡欠席全額(お一人様1,500円)

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