一歩足をのばせば、町中から徒歩30分圏内で何かとハイキングに適したスポットへつながるのが小川町の魅力。郊外の下里~青山地区にまたがる槻川沿いのエリアは、毎年3~4月には多くの観光客が訪れる。昔の小川町の里山風景を取り戻そうと地域住民が保護活動をはじめ、初春ごろには辺り一面にカタクリとニリンソウが咲き誇る一大群生地となっている。
埼玉伝統工芸会館(道の駅おがわまち)から30分~1時間の散策コースが設けられ、シーズンになると可憐な薄紫色のカタクリや純白のニリンソウ、しだれ桜などの花々が咲き誇る人気の散策コース。
また7月上旬には、この地域で国蝶のオオムラサキの放蝶会も行われる。
国蝶は天然記念物のように保護上の規制などはないものの、オオムラサキは環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧にランク付けられ、埼玉県の発行するレッドリスト(2007)では全県評価が絶滅危惧II類に位置づけられ、大変希少な生き物になっている。
カタクリとオオムラサキの林には展示館兼休憩所があり、オオムラサキをはじめ、世界中の蝶や昆虫が展示されている。虫が大好きな少年やお父さんは、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか?
所在地 | 埼玉県比企郡小川町下里~青山の槻川沿い一帯 |
アクセス | 関越自動車道「嵐山・小川IC」から約10分 東武東上線・JR八高線「小川町駅」から徒歩40分 「小川町駅」から小川パークヒル行きバス「伝統工芸会館前」下車徒歩5分 |
駐車場 | 埼玉伝統工芸会館の駐車場を利用できます |
入場料 | 無料 |
トイレ | 付近に公衆トイレあり |