埼玉県西部地域の伝統食『武蔵野うどん』小川町の3つの専門店を食べ比べる

埼玉県西部地域と東京多摩地域では、古くから土壌の性質上、稲作よりも麦作が主流で、各家庭では地粉を練って手打ちうどんにして食べる習慣があった。埼玉県全体のうどん生産量は香川県に次ぎ全国第2位(※平成21年農林水産省「米麦加工食品生産動態等統計調査年報」)今では全国区の『山田うどん』も埼玉県発祥である。

通称『武蔵野うどん』として、この地域の郷土料理として親しまれていて、麺は一般的なうどんよりやや太め。色は地粉の色でやや茶色がかっているのが特徴。コシは讃岐うどんにも負けない強みがある。小川町で武蔵野うどんを食べるならまずオススメしたいのが、「武州めん」「あそび」「麵工房かたくり」の3店だ。

武州めん 本店


創業100余年を誇る老舗製麺所「武州めん」直営のうどん店。小川町のうどん店では最古参。ボリューム満点の埼玉名物『肉汁うどん(850円)』ほか、野菜かき揚げのついた『仙元うどん』、ラー油香る『旨辛ごま肉うどん』、出汁の効いた特製『カレーうどん』など種類も豊富。

JA小川町農産物直売所には支店があり、熟練の女性スタッフがそろばんを弾きながら来客の行列を対応するシーンが何ともパワフルである。

所在地埼玉県比企郡小川町小川500-1
アクセス・小川町駅より徒歩7分
・関越自動車道
嵐山小川インターより車で10分
営業時間・定休日平日
11:00~14:30(LO14:20)
土日祝日
11:00~15:00(LO14:30)

年中無休
電話番号0493-72-1212
駐車場30台
公式サイトbusyuumen.co.jp

あそび


県内外のバイカーやツーリストの間で評判が絶えない口コミの名店。主人が手打ちする超強コシの本格的な武蔵野うどんが楽しめる。お椀にたっぷり盛られた極太サイズの地粉うどんは、肉汁やきのこ汁などで食べるのが王道スタイル。

普通盛でも迫力があるのに、さらに上には大盛(500g)、特盛(800g)、太陽盛(1200g)があり、運動後のサイクリストや、土方の作業員など、大食漢も大満足のボリュームだ。

大辛の肉汁うどんは汗が滝のように吹き出るので注文する際は覚悟が必要(ヤミツキになること間違いなし) 大ぶりな野菜天ぷらも、1枚から注文可能。塩をつけて食べてみてほしい。

所在地埼玉県比企郡小川町増尾473-6
アクセス・小川町駅より徒歩25分
・関越自動車道
嵐山小川インターより車で15分
営業時間・定休日10:00~17:00
月曜定休
電話番号0493-74-2778
駐車場5台

麵工房 かたくり


「道の駅おがわまち」の館内にある麺工房 兼 大食堂。小川町産小麦粉を使ったこだわりの地粉うどん、北海道産そば粉を使用したこだわりのそば、麺類は両方とも楽しめるのが売りだ。

ころもサクサクの特大天ぷらほか、季節限定のメニューもオススメ。夏季限定で冷や汁うどん、冷やしたぬきうどんも楽しめる。

所在地埼玉県比企郡小川町大字小川1220
アクセス・小川町駅より徒歩40分
・小川町駅より「小川パークヒル」行きバス「伝統工芸会館前」下車後すぐ
 
・関越自動車道
嵐山小川インターより車で10分
営業時間・定休日11:00~14:00)

月曜定休(※祝日の場合は翌日定休)
電話番号0493-72-1220
駐車場5台
公式サイトhttp://saitamacraft.com

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