埼玉県比企郡小川町・2021年観光スポット30選(保存版)

小川町で唯一の温泉施設『花和楽の湯』がいよいよ再開!

埼玉県小川町に湧出したph10.0の強アルカリ性単純泉。 肌の余分な角質を取り除き保湿を与えるという 通称「美人の湯」として、多くのひとびとの身体を癒してきた。2020年4月の緊急事態宣言を受け、長期休業を余儀なくされた小川町が誇る温泉施設は、一年余の期間を要して5月下旬~6月初旬に営業再開となることが決まった!
詳細は『おがわ温泉 花和楽の湯』のHPを参照してみてほしい。


鬼板師が手掛ける伝統の『鬼瓦』にふれる・つくる

全国に現存する数少ない鬼瓦工房『富岡鬼瓦工房』。 鬼瓦は古くから社寺、仏閣、民家の屋根先に取り付けられ、魔除けの役割を果たしてきた。工房では、鬼瓦から文化財の復元、装飾瓦からお土産品まで幅広く手作りで制作している。
また鬼師によって練られた粘土を用いて、実際に自分の手で造形を施す鬼瓦教室は人気が高く、工房ほか、埼玉伝統工芸会館でも随時作成体験ができる。形成後、鬼師が預かった瓦は丸一日ほどかけ焼成される。炭素沈着により、燻し銀に焼きあがった鬼瓦は焼成前とは丸で雰囲気が違う。その質感の違いをも楽しみながら、ぜひ鬼瓦を自分の手で作ってみてほしい。

鬼瓦・ほか関連商品の販売&体験情報

工房ほか、駅から徒歩2分の「おいでなせえ 小川町駅前店」や埼玉伝統工芸会館でも、お土産として鬼瓦や新作のアマビエの土鈴を購入することが出来る。
鬼瓦があしらわれたオリジナルの鬼面表札は2021年のヒット商品!自分の名字や屋号を手彫りして迫力のある表札にして門や玄関口に飾ることが出来る。新型コロナウイルスを撃退するだけでなく、子孫繁栄など…家族を守って繫栄するめのオリジナルの鬼面表札をぜひ手作りしてみてはいかがだろうか?


築300年の古民家『吉田家住宅』でやすらぐ

建設の実年代のわかる埼玉県内最古の民家が小川町にはある。1721年(享保6年)に国の重要文化財建造物に指定され、今年でまる300周年を迎えた。入母屋造りで茅葺屋根を持つ大きな民家の間取りは江戸時代の典型的なつくりで、板間には囲炉裏(いろり)があり、土間には大きなかまどがある。
民家の中に入ると、右手の囲炉裏を囲って家主がお客さんと談笑している姿が印象的。 畳からは縁側に移動でき、天気の良い日には風鈴の音を聴きながら、腰かけて涼むことが出来る。土間では様々な民芸品が並び、お気に入りの一品に出逢えるかもしれない。
店内ではそばやうどんの食事が取れるほか、囲炉裏を囲っただんご焼き体験もできる。
イベントや結婚披露宴などのスペース貸しも承り中。町内で収穫した無農薬野菜を持参すれば、調理して食事として提供してくれ、食育の大切さも体感できる。古き良き歴史ある空間に身を寄せて、ゆっくりと過ごしてみてはいかがだろうか?




小川町の景色を一望する『見晴らしの丘公園』で思う存分遊ぶ

仙元山の中腹に位置する、自然の地形を余すところなく活かした丘の上の公園。山間に広がる小川町の絶景のパノラマを眺めながら滑り下りる大迫力の「ローラーすべり台」は、その全長なんと203m!! 回転式のローラーパイプの上をすべり下りるため、体感する際は敷物(段ボールやマット)は欠かせない。
もし忘れた場合も、受付でワンコインで専用の下敷き段ボールをレンタルできるのでご安心♪ 物見やぐらのようにそびえる展望台からは、小川町を含め、北関東の山々を一望!双眼鏡もあるので、まじまじとマクロからミクロへも眺めを切り替えてみると面白い。

ほか、アスレチックが充実した斜面沿いのプレイ広場や、外秩父の低山ハイキング道へつながる登山ルートに抜けることもできる。 この公園へたどり着くには、麓から車道を通り上がるか、山の斜面を足で登るかの2択。たどり着いた先に見える絶景は、晴れてさえいれば清々しいこと間違いなし。


埼玉伝統工芸会館(道の駅おがわまち)で職人の”ワザ”を感じる

埼玉県内の伝統的手工芸品20産地30品目を一堂に展示しており、職人の伝統技巧を見て学ぶことが出来る。館内の和紙工房では、埼玉県伝統工芸士による紙すきの職人ワザを見学でき、体験料を払えば職人に教わりながら実際に紙すき体験をすることが出来る。
お土産コーナーでは、地元で造られた数多くの和紙製品を買い求めることが出来るほか、他にも様々な工芸品が陳列されている。2021年4月より、入館料が完全無料になったのもうれしい。隣接する「道の駅おがわまち」では、地元有機農家がその日に出荷するオーガニック野菜や、地酒、総菜などを買うことができる。


築約80年の古民家に泊まる~窓辺から美しい景色を眺める~

小川町の中央部を流れる美しい一級河川・槻川(つきがわ)。その川を眼下に、最高の景色を窓辺から眺めて時間を過ごすならこの宿はぜひオススメしたい。築約80年の『まちやどツキ』は、小川町の空き家・歴史的建造物を宿やコミュニティスペースとして2019年に改修。
地域の飲食店・温泉(銭湯)・小商いする人々と連携し、町全体を一つの宿に見立て地域内で経済を循環させていく「まちやどプロジェクト」から生まれた宿泊施設である。 寝具には厚さ11㎝のマットレスを使用しており寝心地はお墨付き。家具のひとつひとつに味がある。宿は素泊まりプランのみだが、提携している近隣の飲食店はオススメしたいところばかり。


朝採れの新鮮な地元野菜を農産物直売所で買う

小川町最大の農産物マーケット。新鮮な地元産野菜を求めるなら、まずここはおさえたい。小川町産有機野菜は商品棚に驚くほど良心的な価格で陳列され、午前中にはほとんどが品薄に。
ほか、行政が認定した地元ブランドの『OGAWA’N野菜』、全国の珍しく良質な作物、米、酒、大豆製品、総菜、切り花など…魅力的な商品が揃い、毎日足を運んでも飽きることがない。 近場のスーパーに行くより、車で遠出してでもここで買い物をする地元住人も珍しくない。
また屋外では、常設出店で武蔵野うどんの老舗「武州めん」の支店、淹れたて自然派の自家焙煎コーヒースタンド「ブリスクル珈琲」、また季節限定で、自家無農薬栽培のサツマイモで焼く異形の焼き芋店「芋やてんせんえん」が、買い物客の足をついつい止めては、新たな喜びを提供している。


県内最大級の石蔵を改装したコワーキングスペースでワーケーションを楽しむ

埼玉県小川町に約100年前に建てられた大谷石製の石蔵が、この5月にコワーキングスペースとして生まれ変わる。かつてはタバコ、絹の保存庫として使われていた県内最大規模の石蔵だったが、コロナ禍という時流に転換地点を迎え、都心のビジネスマンも地方でゆっくりと働けるサテライトオフィスとしても、また地域の住人が交流できるイベントスペース、カフェとしても、様々なニーズに適った”憩い”の空間は「まちのロビー」として、自分らしい働き方と暮らし方を見つけるきっかけの場になるだろう。
コワーキングロビーの名は『NESTO(ネスト)』。何度でも帰ってきたくなるような巣(nest)のような温かい空間でありたいとの想いと、大谷石による建造がテーマになっていることから”STONE(石)”のスペルを並び替えている。 グランドオープンは5月10日(月)。5月~7月の期間はフリートライアルとして、ワークスペースを無料で使うことができる。


カタクリとニリンソウの群生地とオオムラサキの林を歩く

一歩足をのばせば、町中から徒歩30分圏内で何かとハイキングに適したスポットへつながるのが小川町の魅力。郊外の下里~青山地区にまたがる槻川沿いのエリアは、毎年3~4月には多くの観光客が訪れる。昔の小川町の里山風景を取り戻そうと地域住民が保護活動をはじめ、初春ごろには辺り一面にカタクリとニリンソウが咲き誇る一大群生地となっている。
埼玉伝統工芸会館(道の駅おがわまち)から30分~1時間の散策コースが設けられ、シーズンになると可憐な薄紫色のカタクリや純白のニリンソウ、枝垂桜などの花々が咲き誇る人気の散策コースとなっている。

また7月上旬には、この地域で国蝶のオオムラサキの放蝶会も行われる。
国蝶は天然記念物のように保護上の規制などはないものの、オオムラサキは環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧にランク付けられ、埼玉県の発行するレッドリスト(2007)では全県評価が絶滅危惧II類に位置づけられ、大変希少な生き物になっている。
カタクリとオオムラサキの林には展示館兼休憩所があり、オオムラサキをはじめ、世界中の蝶や昆虫が展示されている。虫が大好きな少年やお父さんは、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか?

『有機野菜食堂わらしべ』でやさしいオーガニック料理を食べる


小川町の有機野菜の美味しいさ、素晴らしさを満喫してほしい…そんな想いで14年続いた地元の名店は、2018年より古民家複合施設「玉成舎」でリニューアルオープン。地元有機農家の有機農産物のほか、地元養鶏農家の卵、地元精肉店のお肉など…、地元産の良質な食材を多く使用。
天然酵母パンの美味しいランチプレートや各種パスタ、オムライスやドリアなどが人気。またカフメニューには有機コーヒーや紅茶、チャイなどのほか、シフォンケーキやオリジナルアイスなど、幅広いメニューを楽しめる。ランチからティータイム、ディナーまで通しの営業となっており、どの時間帯に来店しても、その時のお腹の空き具合にぴったしのメニューに出逢える。座敷もあり小さい子どもを抱える家族もくつろげ、古民家に漂う温かい雰囲気の中で、何時間でも滞在していたくなってしまう。

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